彼はもういない  -He is no more.

20歳くらいの彼は

みんなが集うところによく居た

勉強や大学の話や

サッカーが好きで、プレーしたいと話していた

大塚愛が大好きでよく聴いていた

柔らかく、にこにこしている人だった

ごくごく、よく居る青年だった

急な知らせが

彼が入院中の外泊先で 命を絶ったと

大好きなサッカーのゴールで

悲しみ 動揺・・信じられない

似たような病気を抱えている自分たち

明日は我が身

痛いくらいの冷たいものが全身を劈く

彼はもういない

こういうことが

遠くじゃない すぐ近くで 

あるんだよ 起きているんだよ

もう 返ってこない