鬱とか気分障害とかそういう病気に対して　高い壁がある よく知られる病気とは、反応も対応も異なる こころが弱い人がなる病気特別な人がなる病気 何を根拠に？よく知られる病気と同じなのに それらの多くは「よく知らない」という無 […]

食べることが好き　食べることは楽しみだ 辛くても食べたいものを探す気力がある時いくばくか元気が出る そして、食べられた時の幸せや達成感のようなもの 状態が悪いと食べたいという気持ちさえも削がれる 好きなものさえも　何も食 […]

松の木をオレンジ色に染めている隣のビルのすりガラスもオレンジ色に染めている 飛行機雲が白い尾を引いてオレンジ色に飛んでゆく オレンジ色が映し出されるところから今、太陽がどこにいるのか思い描く 色を映し出していたところが刻 […]

行けども待てども吸い込まれる漆黒 白い壁に語りかける 何にも誰にも触れたくない何にも誰にも会いたくない ザワザワと胸が騒がしい煩わしい 特有のいたたまれなさに食い潰されるときしきりに身体を上下左右に強く揺さぶる 眠りが物 […]

やめたいのにむしることをやめることができないやめたいのに自分の身体のどこかを痛めつけないといられない どこから来るのかわからない自分のことを傷つけてしまう 辛くて苦しくて痛くて傷をつけることがやめられないことにずっと心も […]

「元気になりたいは ないものねだり」とある臨床心理士はさらっと言った 頭をぐるぐる回って離れない拭いても拭いても消えない違和感のある言葉 日常生活が送れない日々がどんなものかあなたは想像したことがあるか日常生活が送れるこ […]

「楽しければ生きたくなる」、、か 君は、この病や希死念慮を知らない経験のないもの、当然だろう 君は、心の病気を　線引きして捉えているようだ ガンのような物理的悪質なものは他の病気にも心の病気にも、同じように備わっている […]

今、買い物かカゴの１番上には何に使うの？そう言われそうなもの 楽しみが詰め込まれたカゴにひとつ異端なもの私の瞳に　歪に光りユラユラ映る 具体化しないよう　何十年も自分を抑えてきた 私はずっと前から見えない空間に漂う者 考 […]

横たわったまま迎えてしまった春分の日 幻の中を行くような鬱々とした時間鏡花水月のように手にとることができない世界 生きているという実感から　いつも程遠くポツリ 時折、外の世界にふれる 清々しい空気は、家の中とはまるで違い […]

危ういところでグラグラしている 信号を出すけれどその人の何かが優先される それでいい自分に巻き込まれると、大変だから 残るさみしさ深刻な時、助けてほしかったという思い それ以上、伝えることはできない 不安になって考えるこ […]

精一杯手を伸ばしたあなたに届きたくて 壊れそうな心あなたに救いを求めて　できるだけ伸ばした いや、やめよう 迷惑をかけることだけは避けたい 的外れなものが返ってくることが怖いこれ以上傷が増えると　自分を保てそうにない 伸 […]

今日も　乾いた砂が風に舞い上がる コツコツと築いたものは　簡単に風化し　　 最初からなかったかのように　ザラザラ飛び去る 心も身体も　乾ききって硬化していく日々 パサパサのこころ あぁ、そうだ　 サハラ砂漠で　夕日、朝日 […]

もがき苦しむだけの布団の中を　飛び出し空の下へ 空に雲がフワフワ泳いでいる 松林に傾く太陽が　織りなす光と影 命を終えるペンペン草たち 外の空気　何て気持ちいいんだろう　 部屋の中とは別物　清々しい空間 やり場のない気持 […]

五感すべてに　拒絶反応が出る 何ひとつとして受けつけることができない 全ての感覚が入ってこないように　 可能な限り　自分と他界をシャットダウンし　 布団にくるまり　身体を硬く丸めていた こんな感覚は　経験者以外の人に説明 […]

取り組みの日々 なるほどそういう仕組みなのか 気持ちが新たになる 今できることはそこだから へこたれながらも　必死に続ける 何かをきっかけに決壊する 人の心は　そんな単純じゃない 今の取り組みだけでは　自分に無理がかかり […]