遠い夏の昼下がり  -The afternoon of the distant summer

あの緑濃い丘は

必死に人生を

生きて 生きて

そうしているうちに

あんなに遠くに 行ってしまった

わかっているよ

もう二度と触ることなど できないところに

君はいて

あんなに近くにいた君とは

ずいぶん前に

別の人生を歩くことになったことは

あわじ花さじき 緑の丘 茶色の大地 遠くに樹

あぁ、あの青すぎる空が

その現実を浮き彫りにするかのように

わたしを苦しめる