運命をつくっていけ  -Make fate.

幼い頃からずっと思っていた

楽しく明るい、愛ある家庭を作りたいと

結婚し

子を授かり

4人ぐらいのバタバタ慌ただしい家族生活

私は

子を持つことが、限りなく不可能な身体になった

そんな未来を、考えたこともなかった私

私の中の何かが奪われ続けてゆき

悲しみと絶望で、心はふくらんでいった

今も元気に走る子どもを見る度に

自分の子どもと出逢ってみたかったと

思ってしまう

世の中にはあるんだよ

どうにもならないことがあるんだよ

何度言い聞かせただろう

哀絶が消え去ることはない

どんなにやりきれなくても、踏み出すしかない

踏まれても踏まれても起き上がる

道端の草花を見てみよ

願いを砕かれたら

次の願いを探すんだ

絶望の思う壺になるものか

何度、砕け散っても

運命に翻弄されない自分になるんだ

それらを糧にして成長するんだ

*哀絶・とても悲しいこと。また、そのさま。