春と夏のはざまで  -Between spring and summer

メタセコイヤ根元で咲く ドクダミ1輪

その威厳を感じる大きな樹は

若葉のような柔らかい緑ではなく

真夏に見るような濃いい緑でもない

そんな緑色をしていた

1日1日 途絶えることなく

色濃くしっかりと厚みを増す葉っぱたちを携え

寡黙にしっかりと生きている

暑い日も、寒い日も、荒天の花も、如何なる日も

何十年もずっと こうして繰り返し生きてきたんだ

天に向かって 凛と立っているその樹に

人生を重ねている自分がいた

自然は たくさんのことを教えてくれる

自然は いろんなことに気づかせてくれる

癒しやパワーもくれる

いつもありがとう これからもよろしくお願いします

樹に、そっと話しかけた

そんな春と夏のはざまだった