コンテンツへスキップ
ナビゲーションに移動
わたしは夜が好きだ
夜は 少しだけ
わたしの存在を 許してくれるように思えた
多くの人が活動している時間帯は
一日の中でもとりわけ わが命の存在に苛まれ続ける
寝床で一日中横になっているわたし
誰の役にも立たないわたし
何の有用性も生産性もないわたし
あるのは 病気だけ
ただそれだけ
頭は軋み 全身を絞めつける
昼と夜の間 夕焼け空 懸命に語りかけてくるような見事な色彩
夜も 苦しみは変わらないけれど
ほんの少し
寝床の外の世界に近づけるような気がする
生きていることを 少しだけ許されるような気がする
そんな夜が好きだ
Back to top