コンテンツへスキップ
ナビゲーションに移動
	
				
	
	
		
	
	
	
				
身を刺すような長雨の下に 固まって動かなくなった
その塊はずっと雨風にさらさられたままだった
ある時から 赤ちゃんのような空気が 
塊の隙間から すーっと入ってきて
トントンとノックする日々
どんなに 心が荒んでいても
どんなに 心がパサパサになっていても
毎日毎日
いつしか 溶けだした塊は 
力むことなく身を委ね 声を聴いている
ありのままでいいんだよ
生きていていいんだよ
ここにいていいんだよ
もう、がんばりすぎないで
塊になるまで、追い込まないで 認めてあげて
どれだけの人が目に留めるだろう 季節に移ろいに枯れていく姿
		
				 
	
	
	
	
		
	
	
				
	
					 
			
	
 
 
 
		
					
		PAGE TOP