毎晩毎晩
病院関係者が集まって食べ飲み騒ぐ
あぁ、毎日押し寄せる被災地の患者さんを
診ているこの人たちも
ストレスに呑まれそうなんだな
わたしなりに
理解しているつもりでも
どうしても 納得できなかった
被災地は 未曾有の状態が続く
自分の考え方がおかしいのかどうかも分からないけど
気持ちが変わることはなかった
これが、人の心を診る人間の姿なのか?
この人達といられない
でも、どこへも行くところがなかった
不眠、食欲不振・・
わたしは、病気の入り口に近づいていった
<当時、神戸市東灘区の実家で被災し
数日後に知り合いの家へ避難した>