全てのものは
愛から枝のように 広がってゆき
思いやりや関心を生む
ぬくもりのある世界をつくるだろう
愛が失われゆく世界に
存在を維持することは とても苦しいことだった
命の重さに直面してからずっと
力の限り できるだけのことをして歩んできた
この世界が 愛おしくてたまらなかった
命の尊さをより深く教えてくれたのは
皮肉にも病気だった
病気という闇をの中を彷徨いながら
生きることに 真面目すぎるほど真摯になった
愛なきものが いつからか
猛毒となり身体の末端までくまなく回りだした
この世界から
わたしを連れ出そうとする何らかの力が働く
愛あるところへ