靴下の穴と人生  -Sock holes and life

21.3.14 伊根の舟屋の帰り 山並みと海の向こうに天橋立が見えた
 果樹園だろうか 様々な天候状況下で 大切に育てられる 

靴下に穴が空くと 繕っている姿の母を見てきた

何かがほつれたり、破れたりすると
あんな風に直しながら使うのだとおぼえた

子どもの頃から繕うことが自然だった

今も、靴下が破けたら
母と同じように、繕っている

穴があいたり、破けると
ポイポイ捨てる人がいた

この人は何を見、経験してきたのだろう
今までどんな人生を送ったのか知りたいと思った

靴下の穴ひとつにも
その人の人生が映し出される