愛犬は保護犬   ーmy dog is rescued dog

顔のパーツがギュッと集まったような
いいかめしい顔をしている

いつものように撫でても、どう接しでも
叫びのような金切り声を上げる

強ばったままの身体が小刻みに震えている

もっさんが繁殖犬として
どんな生活を強いられていたのか
知ることができない

もっさんの意識下に眠っているもの
瞬時に蘇る記憶

想像を絶するような生活をしてきたのだろう
思いを巡らすしかできない

今日も、あちこちで売られる
動物の鳴き声が響き渡る