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25年前の今日
わたしはまだ
多くの人が普通と呼ぶ世界にいた
明日は大学の卒論の発表
レジメを作らないと
そのことで頭を悩ませていた
明日の早朝 何が起きるかも知らずに
2度と戻ることはない
2度と戻ることができない
心配事が、卒論だったあの日には
やっと 起こした身体をフラフラさせて
トイレへ行こうか
水を飲みに行こうか
そんな今の自分には眩しすぎる
多くの人が普通と呼ぶ世界が
庭のフェンスの間からのぞく ヒイラギナンテンの黄色い花たち
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