冷えきった部屋にひとり
わたしの友達は
家の掃き出し窓の側に 時々生える草やお花
盆も正月も脳裏にない日々
降り止まない 重たい雨のような雪
霞んだ窓の外
赤いリポン揺れるプレゼント持った紳士が帰っていく
ようやく気づくクリスマス
自分には関係ないこと
いつものように眠りにつく
目覚めた翌朝
古びた布団の中から、ふと目をやる窓の外
真っ赤な色が瞳に飛び込む
一面にポインセチアの雪が降ったかのような情景
吸い寄せられ触れるは すべて息づくポインセチア
クリスマスの朝に・・
真っ赤なポインセチア その赤はキリストの涙の色に例えられる