1人になりたかった 誰にも見られないところへ行きたかった 外には出られない 車椅子に乗って　病院の中を探しまわった 決壊を止めてあるこころを抱えて どこにも居場所はなかった　 車椅子では　目の前に行きたい所を見つけても　 […]

頭が動かん まとまらん　何も考えられん からっぽ 辛い　自分がどこにおるんかわからへん　 ずっと前からある症状　 また出たか こういう時は　 休むことが1番　 休めんかったら　思うがままにすごすことが　 優しい

腕を出すために 袖がまくられる 先生や看護師さんの手が 冷たく感じられる アルコールを含んだ綿のにおい　 針を刺される うまく刺さらない　 何度も何度も　 針を刺すことを繰り返すうちに　 皮膚がかたくなる、と言っていた […]

今日も行けなかった 海と空との中に行きたかった あの頃を想う 指１本動かすことができなかった頃 車椅子で生活していた頃 あの頃 どうにかなりそうな自分を どうやって たしなめていたのだろう

夢や希望は　いつしか奪われ　 この身を去った 自分には何もなかった 未来をなくした空っぽのこころと抱き合わせで 空虚で苦しみにまみれた時間が淡々と過ぎていった 命が与えられている意味は何 がらどうの自分の手を引き続けるも […]

強い風が　殴るように吹きつける 白濁した波が　岩にぶつかってうねりをみせる お前は　そこへ行け その中で 身も心も砕け散って苦しめ そうすれば、 わたしはあの人のこころを　 少しでも軽くできますか　少しでも救えますか お […]

慌てて死んだらいけない、そんなことを言ってはいけない、そんな言葉で終わる どうしてそこまで追い詰められたのかそこの部分に寄り添ってくれる人はとても少ない まるで刷り込みのように、まるで腫れもののように、「死ぬことはいけな […]

どんなに 苦しくても　悲しくても　胸ひきちぎれそうでも この世 今だって死に向かっている この世での成すべき事を終えながら もっと　大きく捉えて　考えて 大丈夫と言い聞かせる あぁでも 広く考えられない　捉えられない ど […]

人生は 魂の研磨だとそう思って生きてきた だけど時々　思うことがある そこまでそんなにまで痛めつけられないといけないのか 一体自分を、自分たちをどうしたいのかと A life?If it’s grind of a sou […]

自殺願望が脳裏をかすめる 怖い 自分が自分で居られなくなりそうで ふっと 我にかえる 何を考えているんだ しっかりしろ 延々と繰り返えされる 暗黒渦巻く中で

旅立つように言われました この世からあの世へ 旅立つように言われました おぼろげに、でも確かに見えています この世からあちらの世へ続くまっすぐな道が 僕は たくさんの　未練と悔しさを連れて 旅立たなければなりません 容赦 […]

どこに居るんだろう ここはどこだろう 僕が生きている世界は 一体どれが本当なのだろう 今は幻か　現実か 時々わからなくなる 僕は誰？ どこで生きてるの？ 死んでるの？ どこからどこまでが　今なの？ 春の幻なのか 春は幻な […]

破壊された希望の断片が 光を受けて鈍くきらめく はやく、 はやく集めなければ 集めなければ 帰らぬものとなる前に

せつなさが　冷たい風にちぎれてゆく 風がわたしのこころを　よりせつなくする 決して届くことのない想いを 叫べども 叫べども 想いは　風にちぎれ飛んでゆく せつなさの果ては 一体　どこまであるのだろう どこまで行けば　どう […]

暖かな晩冬は わたしを悲しくさせた 空がとても遠かった 儚んでも ただ それだけだった 春の気配を感じる日だというのに